ブログ

2021-11-29 12:13

  • ツイッター
  • facebook

今注目されているのはなぜ?健康経営を徹底解説!

健康経営の取り組みに興味を持たれた方、健康経営のプロジェクトを任された担当者の方向けに、そもそも健康経営とは何かを一から徹底解説します。本稿を読んで根本から理解を深めれば、健康経営に取り組む目的を周りと共有しやすくなるでしょう。

1.健康経営とは?

 

はじめに健康経営とは何かについて説明していきます。

健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で捉え、戦略的に実践することをいいます。

従業員やともに働く同僚の健康を気遣うことは、人道的になんとなく良さそうなことであることに異論はないと思います。しかし、企業の経営者にとって一番大事なことは自分の企業の利益をあげることです。企業の利益を第一に考えた結果、従業員の健康が疎かになってしまうような働き方をさせてしまうとどうなるでしょうか?従業員の生産性が低下し、離職率が上昇、会社の評判が落ちて人材採用力が落ちたり、投資家からも避けられる、と負のスパイラルに陥るかもしれません。

そうならないために、従業員の健康について企業が経営戦略としてきちんと対策を立てようという考えが健康経営なのです。

 

1.1健康経営はいつどこで生まれた?

そもそも健康経営という言葉はどこから広まったのでしょうか?最近になってよく聞くようになったと感じる人も多いのではないでしょうか。

健康経営というワードは、1992年にアメリカのロバート・H・ローゼン博士が著書「THE Healthy Company」で提唱したことが始まりとされています。公的医療保険がないアメリカでは従業員の医療費負担の高騰が企業の経営に深刻なダメージを与えることが問題となっていました。そこで、企業が従業員の健康管理を積極的に行う費用を投資として捉える健康経営の考え方を導入する企業がアメリカでは1990年代から増えていったのです。

 

1.2日本で健康経営が広がる背景

日本でも2000年代後半から健康経営の考え方が広まりました。当時、日本では不況の影響で人的コストが削減され従業員ひとりに対する労働の負担が増えた結果、労働環境が悪化ブラック企業という言葉もよく聞かれるようになりました。従業員の自殺や労働災害などの問題が社会全体の問題としてはっきりと意識されるようになったのです。

また、従業員の医療費増加の結果、健康保険組合の赤字が増加し企業負担の医療費も高騰しています

さらに、日本は少子高齢化が加速度的に進んでおり、労働人口が目減りしていくことを避けるのが難しい状況です。そんな中、従業員ひとりひとりの健康寿命を伸ばす取り組みは国全体の喫緊の課題なのです。

上記のような社会課題に背中を押される形で、健康経営という考え方は日本でも推進されているのです。

2.健康経営に取り組むメリット

 

さて、ここまでは、日本社会全体にとっての健康経営の位置付けについてお話ししました。

ここからは、あなたの企業で健康経営に取り組むと得られるメリットについて説明します。逆に言えば健康経営が実現できている状況は下記のようなメリットが成果として得られている状態と捉えていただければと思います。

 

2.1生産性の向上

従業員の心身の健康状態は業務に直接影響します。職場にひとり体調が悪い従業員がいるだけでも、作業ミスや連絡ミスが起こったり、作業時間の足並みが合わず他の従業員がフォローに入ったりと労働生産性は低下してしまいます。

心も体も健康な状態を保てる職場環境を作り上げることで、従業員がモチベーション高く働けます。従業員がモチベーション高く働いている職場は活気に溢れ生産性の向上が期待できるでしょう。

 

2.2従業員の定着

従業員が働きやすい環境を用意することは、そもそも従業員のニーズを知ることから始まります。従業員のニーズを知るためには日頃からのコミュニケーションが欠かせず、このコミュニケーションにより従業員の信頼を得られます。

従業員が企業のために働きたいと思える関係であれば、離職率を低下させることができます。従業員が働きやすい環境はさまざまな条件があります。例えば育児中の社員が柔軟に働き方を選べるなど、その職場の抱える従業員の属性によって変化します。従業員の声を聞いて制度を構築していくのがよいでしょう。

 

2.3企業イメージの向上

健康経営の実現のための取り組みを発信することによって、社内外に自社が従業員を大切にする企業であることをアピール出来ます。のちに説明する健康経営銘柄健康経営優良法人に認定されればよりイメージの向上が期待出来ます。

企業の評価があがれば、人材採用力の向上や、銀行や投資家からの信用向上にも繋がります。

 

2.4医療費の削減

従業員の健康状態が良好であれば、当然企業負担の医療費を削減出来ます。前述した通り、アメリカではそもそもこの医療費負担が与える企業業績への圧迫から健康経営の考え方がスタートしていますのでこの効果は馬鹿にならないのです。

 

3.国による健康経営の推進

 

日本では経済産業省が健康経営を推進する取り組みを実施しています。

その取り組みの代表的なものがこれからご紹介する「健康経営銘柄」「健康経営優良法人」です。それではそれぞれ見ていきましょう。

 

3.1健康経営銘柄

健康経営銘柄とは、経済産業省と東京証券取引所が共同で選ばれ、毎年3月頃に発表される東証一部上場企業のことです。

原則1業種につき1社しか選ばれないまさに選ばれし存在と言えるでしょう。健康経営の広報的な役割も期待されます。

健康経営銘柄の選定されるには毎年8月〜10月に実施される健康経営度調査に回答する必要があります。

 

健康経営銘柄に関する詳細は経済産業省ホームページをご覧ください。

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_meigara.html

 

ビズヨガブログでは2018年度から3年連続で健康経営銘柄に選定されたヤフー株式会社に健康経営についてインタビューを行いました。ご興味がありましたら下記リンクから是非ご覧ください。

※2019年度・2020年度はZホールディングス株式会社として選定を受けています。

 

関連記事:【キーマンに取材】ヤフー株式会社が取り組むwithコロナ時代の健康経営とは?

 

3.2健康経営優良法人

 

健康経営優良法人の顕彰制度は健康経営に取り組みその実績が認められた法人を公表する制度です。従業員を大切にしている企業だと社会に認知されることで、大きなイメージアップが期待出来ます。労働市場での存在感が増しますし、投資家からの信頼も得られ株価の上昇が期待できます。

この制度は大規模法人と中小規模企業とで部門が分かれています。大規模法人の部門は「ホワイト500」、中小規模企業の部門は「ブライト500」と呼ばれます。中小規模企業でも健康経営に真面目に取り組めば選定のチャンスがあるのはモチベーションに繋がるのではないでしょうか。

健康経営優良法人についても過去にインタビューを行っているので下記リンクから是非一読ください。それぞれの企業担当者の考えていることは自社での取り組みにも参考になるでしょう。

 

関連記事:【ブライト500取得企業】フェリコ株式会社の健康経営に対する考え方とは?

関連記事:【キーマンに取材】アクサ式の持続可能な健康経営とは?

関連記事:【キーマンに取材】ウイングアーク1stの健康経営が1年でホワイト500取得に至った秘訣とは?

 

 

4.最後に

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

本稿では、健康経営に取り組む目的について、健康経営という考え方が生まれた経緯や現在日本でも広まっている背景から説明しました。

健康経営を実現するためにはたくさんの部署や人間、外部のサービスを巻き込みプロジェクトを進めていく必要があります。ですので、やはり担当者の方にはそれなりの知識や理念を持ち合わせていることが求められます。

健康経営を実現した企業の方のインタビュー記事もご紹介しましたので、是非先人の取り組みを参考にしつつ自社の健康経営実現を叶えていただければと思います。

 

健康経営の施策でお悩みなら、私たちまでご相談ください。

 

健康経営アドバイザーの資格保有者が窓口となりプランニングをするので、社内交流イベント、エンゲージメント施策、健康経営まで幅広いご提案が可能です。

 

下記のようなことでお悩みであればぜひご相談ください。

・健康経営に関する知識に不安がある

・健康経営実現のためになにから始めれば良いか迷っている

・企業のカルチャーにフィットしそうなサービスの判断がつかない

ヒアリングさせて頂き、ご一緒にお悩みを解消に導きます。

 

まずは健康経営アドバイザーへ「コチラ」からご相談ください。